書影

草間彌生さんの自伝本、「無限の網」。

第三章の感想です。

感想

本章の感想です。

ハプニンング、人間解放

渡米後10年が経ち、草間彌生さんは画家から彫刻家と芸術家としての活躍の幅を広げる。

 

さらに大胆な表現方法として試みたのが「ハプニング」。

 

性を解放することで人間性を解放するという表現方法。

 

アメリカの権威ある宗教寺院の前でもお構いなしに「ハプニング」を仕掛ける草間さん。まさに恐れ知らず…

 

裸の演者は最後に各々に水玉模様をペイントする。

これが大事な作法。

 

人体に水玉模様を描くことによって、その人は自己を消滅し宇宙の自然に帰る

 

うーん、よく分からんな…

背景と原点

草間さんの表現方法は特にヒッピーの間に受け入れられた。

「人間本来の姿を取り戻し、自然に帰る」

 

というヒッピーの思想と草間さんの芸術観がマッチしたそう。

 

また原点にあるのはやはり幼少期。

放埒な父と女性器に対する激しい嫌悪が「ハプニング」へと突き動かす。

 

性を解放せよ!

「飢えが犯罪や戦争につながるように、
セックスの抑圧は戦争の遠因になる」

 

というのが草間さんの主張。

 

人々は愛と平和に飢えている。

だから性を解放するのだ、という考え。

 

セックスと愛は別物と考える自分にとっては、受け入れ難い意見。

 

それでも当時の日本のマスコミの叩きっぷりには閉口。

 

本には書かれていないが、凄まじいバッシングや偏見があったと容易に想像できる。

感想まとめ

 

ハプニングはやりたくもないし、見たくもないけど

裸にはお金がかからない、着物にはお金がいる。

あなた自身を忘れ、自然と一つになろう。

事故を失わせ、永遠を超越する。

 

という言葉はどことなく魅力的。

 

そう思うのは自分が狭苦しい現代に少しばかり嫌気が差しているから?

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